鈴鹿10座の魅力を高めるために登山のマナーを守りましょう!
[2021年3月31日]
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鈴鹿10座は主要な区域が鈴鹿国定公園に指定されており、区域によっては、鉱物の採掘、木竹の伐採、植物の採取や植栽・播種、昆虫の採取、動物の捕獲や放つことなどの行為は、法律により禁止や制限が加えられています。
鈴鹿10座の優れた自然環境や景観を将来にわたって楽しんでいただくためにも、動植物、岩石などの採取、持ち込みはしないようにしましょう。
鈴鹿の山と言えば「やぶ漕ぎ」が定番でしたが、近年はニホンジカの食害などにより、山頂付近のササ原や樹林帯の下層植生が衰退または消滅しつつあり、山の景観が大きく変化してきています。これに伴って、登山者はどこでも歩くことができるようになり、踏み荒らしによる植物の生育への影響や登山道の浸食の進行などのケースも見られます。また、コースを外れることによって発生する道迷いや遭難も懸念されます。このため、決められた正しい登山コースを歩くように心がけましょう。
テント泊については、禁止あるいは届け出が必要な場所があるので確認しましょう。また、テント泊の際には、火器類の取り扱いに十分に注意するとともに、自然を破壊したり、山火事のリスクがあることから焚火は絶対にやめましょう。
自然公園特別地域(特別保護地区)における届け出につきましては、滋賀県のホームページ(別ウインドウで開く)(滋賀県琵琶湖環境部自然環境保全課)をご覧ください。
犬などのペットを連れた登山については賛否両論がありますが、他の登山者へ迷惑となることや糞尿など始末が不十分なケースがあること、リードが外れてペットが放たれてしまう危険性、野生動物との間における寄生虫や感染症の問題などがあります。鈴鹿10座においても今後ペットを連れた登山のあり方についてルールを定めていく必要があると考えていますが、想定されるリスクを未然に防止する観点からもルールができるまでの間、自粛に協力をお願いします。
トイレが十分に整備されていない山に入る場合には、あらかじめトイレに行ってから出発しましょう。どうしても我慢できない場合には、登山道から離れた安全な場所で土を少し掘って行い、便を埋めましょう。使用した紙は、密閉袋に入れて持ち帰りましょう。また、携帯トイレの持参も検討しましょう。